屋根に使用する建材のひとつに「ガラス瓦」というものがあります。
ガラス瓦とは、ガラスでできた瓦の形状をした屋根材です。
ガラスでできているため一般的な瓦とは全く性質の異なるものです。
こちらの記事では、ガラス瓦の特徴や用途について紹介します。
ガラス瓦とは
瓦屋根の一部に使用する
瓦屋根は複数の瓦を敷き詰めて施工されています。
その一部をガラス瓦に差し替えることができます。
つまりガラス瓦は屋根全面に使用するものではなく、一部に使用するものです。
AGCが開発したガラス製品
ガラス瓦は、AGC(旭硝子)というメーカーが開発しました。
瓦屋根の一部をガラス瓦にすることで、室内に自然光を取り入れることができます。
天窓を設置する代わりに、瓦屋根の一部をガラス瓦にする住宅もあります。
ガラス瓦のデザインバリエーションは豊富で、和瓦屋根にも洋瓦屋根にも採用することができます。
ガラス瓦のメリット
自然光を取り込むことができる
ガラス瓦は天窓の代わりにもなります。
天井から自然光を取り込むことができるため、部屋の中が明るくなります。
そのため日照条件の良くない住宅でも、効率よく採光を行うことができる点は大きなメリットです。
手軽に設置することができる
ガラス瓦と天窓との最大の違いは、工事費用かもしれません。
天窓を設置する場合、サイズなどによっても異なるものの工事費用は30万円以上かかることが多いです。
ガラス瓦は、枚数や商品にもよるものの10万円程度で設置できることも多いため比較的手軽に設置することができます。
雨漏りのリスクが低い
天窓は、雨漏りが発生しやすい場所のひとつでもあります。
天窓を設置するにあたって開けた釘穴や劣化したラバー部分などから雨水が侵入しやすいためです。
ガラス瓦は屋根材の一部として設置するため、比較すると雨漏りのリスクが低いです。
希望のデザインを叶えやすい
ガラス瓦は基本的に1枚単位で設置することができます。
どの程度の枚数を設置するか、どのようなレイアウトで設置するか、設置に際して自由度が高いです。
大きさやレイアウトに関しては天窓以上に自由度が高いとも言えます。
ガラス瓦の手入れ
ガラス瓦は、ガラスでできているため通常の瓦に比べて汚れが目立ちやすいです。
雨水や埃などによって少しずつ汚れてしまうため、定期的に掃除を行う必要があります。
屋根の上での掃除は高所作業となるため、専門業者に任せた方が良いです。
室内から見てガラス部分の汚れが気になったタイミングで依頼すると良いでしょう。
まとめ
ガラス瓦はAGC(旭硝子)というメーカーが開発した、瓦の形状をしたガラス製品です。
瓦屋根の瓦を一部ガラス瓦に差し替えることで、自然光を室内に取り入れることができます。
天窓と似た機能を持つため、天窓の代わりにガラス瓦を設置する住宅もあります。
費用の面でも工期の面でも天窓に比べて手軽に設置することができ、雨漏りのリスクも低いです。
また希望のデザインを叶えやすい点も良い点のひとつです。
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