DIYと業者依頼の選択肢がある!物置屋根の破損事例や修理方法を徹底ガイド

破損事例や修理方法 物置屋根の修理 ブログ

「物置の屋根が壊れてしまったが、どのように対処すれば良いのか分からない」「なるべく費用を抑えつつ、修理を進めたい」とお悩みではありませんか?

物置屋根の破損は放置すると雨漏りや内部の劣化を招く原因となります。適切な修理方法を知り、早めの対策を行うことが重要です。この記事では、物置屋根の修理方法、DIYと業者依頼の費用相場、修理を成功させるためのポイントについて詳しく解説します。

 

物置屋根の修理が必要なケースとは?

物置屋根の修理が必要なケースとは

物置屋根の主な素材と特性(波板、トタンなど)

物置屋根の素材には、以下のような種類があります。それぞれの特性に応じて破損しやすい箇所が異なります。

波板

プラスチックやポリカーボネート製が一般的です。軽量で加工がしやすい反面、紫外線による劣化や衝撃で割れやすい特徴があります。

トタン

金属製で丈夫ですが、長期間の使用で錆びや塗装剥がれが発生しやすいです。適切なメンテナンスが求められます。

トタン屋根の種類はこんなにある!トタン屋根の種類やメンテナンスについて
トタン屋根は、日本の住宅や産業施設で長年にわたって使用されてきた金属屋根の一種です。その種類は多岐にわたり、それぞれ適切なメンテナンスが必要です。こちらの記事ではトタン屋根の基本情報から特徴、施工方法、メンテナンスについて詳しく解説します。

よくある破損例(ひび割れ、穴、塗装剥がれ)

  • ひび割れ
    素材の劣化や外部からの衝撃で発生します。早期に対応しないと、雨水の侵入による内部劣化の原因に。

  • 波板の場合、大雪や台風で穴が空くことがよくあります。
  • 塗装剥がれ
    トタン屋根で頻発する現象です。放置すると錆が広がり、屋根全体の耐久性を損ねます。

これらの症状が見られたら、すぐに修理を検討することが重要です。

 

応急処置で被害を最小限に抑える方法

応急処置を施すことで、修理までの間の被害を軽減できます。

  1. ブルーシートで覆う
    屋根全体をブルーシートでカバーし、土のうやロープで固定します。費用は1,200円程度で済みます。
  2. 防水テープを使用
    ひび割れや小さな穴には、防水テープが有効です。破損箇所を清掃してから貼り付けるだけで簡単に補修できます。
  3. コーキング剤で埋める
    破損部分をコーキング剤で埋め、ヘラで均一にならします。コストは約1,000円です。

応急処置を行った後は、速やかに本格的な修理を計画しましょう。

 

DIY修理と費用相場

DIYのメリットとデメリット

メリット

    • 修理費用を抑えられる(材料費のみで済む)。
    • 自分の手で修理する達成感が得られる。

デメリット

    • 技術や工具が必要。
    • 作業に失敗した場合、さらに修理費用がかさむ可能性がある。

具体的な修理方法と必要な工具

波板の張り替え

波板の交換はDIYで比較的簡単に行えます。ポリカーボネート製の波板は1枚約1,800円。必要な工具として脚立、電動ドライバー、固定用のフックボルトが挙げられます。

トタン屋根の塗装

サビ止め塗料と専用塗料で錆を防ぎ、屋根の寿命を延ばします。塗料代は合計で5,000円程度です。

 

専門業者に依頼する場合の費用相場

依頼するメリットと注意点

メリット

    • 確実で高品質な修理が期待できる。
    • 高所作業に慣れているため安全性が高い。

デメリット

    • 費用が高額になる可能性がある(5万~20万円程度)。
    • 業者選びを慎重に行わないと、仕上がりに不満が残る場合がある。

修理方法ごとの費用目安(葺き替え、重ね葺き、塗装など)

葺き替え

屋根材をすべて新しいものに交換する方法です。大規模な損傷に適しており、費用は10万~20万円ほど。

重ね葺き

既存の屋根の上に新しい屋根材を被せます。費用は比較的安く、5万~10万円が目安です。

塗装

錆や塗装剥がれが軽度の場合に行われます。費用は5万~7万円程度。

 

修理を成功させるポイント

優良業者を選ぶコツ(口コミや施工実績をチェック)

インターネットで「地域名+建築板金業者」と検索し、以下を確認しましょう。

  • 口コミ: 評価が高く、満足度の高い業者を選ぶ。
  • 施工実績: 類似の工事経験が豊富な業者が安心。

地元の業者は迅速な対応が期待できるためおすすめです。

火災保険の適用可能性を確認する

物置屋根修理への火災保険の適用

台風や雪害による破損であれば、火災保険が適用される可能性があります。保険会社に相談し、補償内容を確認してください。注意点として、火災保険は被災から3年以内の申請が原則です。補修をすでに完了させている場合でもあとから申請が可能ですが、被災から3年以内という期日があるため早めの申請をおすすめします。

火災保険の適用条件や、実際の申請手順については以下の記事で詳しく解説しています。気になる方はぜひ併せてご覧ください。

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おわりに

物置屋根の修理は、損傷の程度や予算、スキルに応じて適切な方法を選ぶことが大切です。小規模な破損であればDIYで対応可能ですが、大きな損傷の場合は安全面を考慮して専門業者に依頼しましょう。

適切な修理方法を選び、大切な物置を長く快適に使用してください!

 


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