アスファルトシングル屋根における雨漏りのリスク、原因と対処法について

アスファルトシングル屋根の雨漏りについて ブログ

アスファルトシングル屋根とは、アメリカを中心に海外で普及率の高い屋根です。

形状の自由度が高くカラーバリエーションも豊富で、手軽に施工でき価格も安価という特徴を持ちます。

防水性の高い屋根材ではあるものの、経年劣化が進むことで雨漏りを引き起こすこともあります。

こちらの記事では、そんなアスファルトシングル屋根における雨漏りについて紹介します。

アスファルトシングルの特徴

アスファルトシングル屋根

アスファルトシングルは、アメリカで発案された薄いシート状の屋根材です。

ガラス基材にアスファルトを浸透させたものに砂や石粒を吹き付けて製造されます。

カッターで切れるほど柔らかいため、形状の自由度が非常に高いです。

アスファルトシングル屋根は施工方法が特殊で、専用の接着剤で固定します。

施工が比較的容易であることから、アスファルトシングル屋根は施工できる業者が多いです。

アスファルトシングルの特徴については、以下の記事でより詳しく紹介しています。

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アスファルトシングル屋根における雨漏り

アスファルトシングル屋根の防水性

アスファルトシングル屋根は高い防水性を持っています。

理由はアスファルトシングルという屋根材が、防水シート(アスファルトルーフィング)と同じアスファルトが使用されているためです。

つまり防水シートを2枚重ねているようなものです。

アスファルトシングル屋根の経年劣化

防水性が高いアスファルトシングル屋根でも、雨漏りが発生することはあります。

主な原因は経年劣化です。

経年劣化が進むと、台風発生時などの強風でアスファルトシングルがめくれてしまうことや破れてしまうことがあります。

屋根材だけでなく防水シートまで経年劣化していた場合、剥がれたアスファルトシングルの隙間から雨水が内部に侵入したときに雨漏りに発展することがあります。

特に棟部は劣化が起こりやすいため、雨漏りが起こるリスクも高いです。

アスファルトシングル屋根の棟

棟とは屋根のてっぺんに位置する、屋根面同士が合わさった部分です。

アスファルトシングル屋根の棟は、棟板金という金属板で覆う形もしくは他部分と同様にアスファルトシングルで覆う形で施工されます。

屋根面同士が合わさる部分を覆うことで補強するとともに雨水の侵入を防いでいます。

しかし経年劣化とともに棟板金もしくはアスファルトシングルに浮きが発生し、雨漏りが発生することがあります。

屋根における雨漏りの発生リスクでいうと、最もといっていいほど注意した方が良い部分です。

棟がどこを指すのか、どのような役割を持つのか、については以下の記事で詳しく解説しています。

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アスファルトシングル屋根の雨漏り修理

雨漏り

アスファルトシングル屋根に雨漏りが発生した際、雨漏りの程度によっては部分補修が可能です。

具体的には、一部のアスファルトシングルを張り替えるといった方法が挙げられます。

棟からの雨漏りであれば、棟の取り直しや棟板金の交換を行う必要があります。

ただし屋根全体にコケが発生しているなど劣化が進行している場合、部分補修ではなくリフォームを行う必要があります。

アスファルトシングル屋根のリフォームを行う場合、カバー工法を選択することもできます。

カバー工法は、葺き替えに比べて手軽に行えるリフォーム方法です。

まとめ

アスファルトシングル屋根は、アメリカで発案されたシート状の屋根材です。

防水性の高い屋根材ではあるものの、経年劣化が進むことで雨漏りを引き起こすこともあります。

アスファルトシングルは軽量な屋根材であり強風で剥がれてしまうことがあるため、そこからの雨水侵入がきっかけになることがあります。

雨漏りが発生した場合は、程度によって部分補修もしくはリフォームを行ってください。

アスファルトシングル屋根のリフォームに関しては、カバー工法の選択も可能です。


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