屋根の棟瓦における雨漏りの対策・メンテナンスを紹介

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屋根トラブルのひとつ「雨漏り」というものをご存知でしょうか。

下記の記事で、特に近年使用されることの多い屋根材棟瓦における雨漏りについて、発生の原理・原因について記載しました。

そもそも棟瓦が何かわからない方は、下記の記事をご覧ください。

屋根のてっぺんに注目!屋根の分水嶺【棟】の役割や特徴を解説
屋根のてっぺんと聞いて、どこを思い浮かべるでしょうか。屋根のてっぺんで面と面が合わさり山型になっている箇所を「棟(むね)」もしくは「屋根棟(やねむね)」と言います。本記事では棟の持つ役割や特徴、トラブル防止に役立つ情報を紹介しています。

本記事では、雨漏りを防ぐために事前にできることについて説明します。

これから家を建てる方、今後家を建てる予定のある方の参考になれば幸いです。

棟瓦の劣化

棟は屋根のてっぺんにあるという特性上雨風の影響を受けやすく、棟瓦も経年劣化を避けられません。

瓦は費用が高額になり工期も長くなるものの、劣化が遅くメンテナンス頻度は少なく済む傾向にあります。

これは瓦自体の丈夫さに由来していて、瓦はほとんど経年劣化しません。

瓦の耐用年数は50年以上と言われており、非常に耐久性に優れているのです。

ただし台風などの自然災害時には、瓦が剥がれてしまったり欠けてしまうことがあります。

また、瓦同士の隙間を埋めている漆喰は経年劣化するため漆喰のメンテナンスや修繕は定期的に発生します。

漆喰はおおよそ10年で劣化し始め、ひび割れや欠けが起きることが多いです。

そのため棟瓦に関して起こる修繕としては、ずれてしまった瓦の積み直しや漆喰の再塗装などが挙げられます。

瓦を固定する漆喰の劣化や、台風などによるトラブルを加味すると10~20年に1回程度はメンテナンスを実施することが望ましいです。

雨漏りが起きたら

漆喰の塗り替え

漆喰のひび割れや欠けが起きた際は、漆喰の塗り替えを行います。

ひび割れや欠けが起きても、すぐに雨漏りするということは少ないですが定期的なメンテナンスは必要です。

漆喰の劣化が築10年頃から始まるため、塗り替えは築15~20年頃に行うケースが多いです。

一般的な家での費用は25万~50万円程度が相場となります。

瓦の積み直し

棟瓦のズレや歪みが起きた際は、瓦の積み直しを行います。

積み直しは屋根の棟部分を解体し、新たな土台を作り瓦を積み直す工事です。

築20年ほど経過すると棟瓦を固定している銅線が経年に伴い少しずつ緩むため、瓦がズレやすくなります。

また、台風や地震によって棟瓦のズレや歪みが起きることもあります。

積み直しは築20~25年頃、もしくは台風や地震の後に行うケースが多いです。

一般的な家での費用は40万円〜80万円程度が相場となります。

まとめ

冒頭で記載した通り、棟板金は10~20年に1度程度のメンテナンスがおすすめです。

どれだけ良い家でも経年劣化は避けられないため、トラブルが起きた場合は早めに気付き最小限の被害で抑えることが得策でしょう。

雨漏りの原因については下記の記事で詳しく記載しています。

宜しければ併せてご覧ください。

屋根の棟瓦における雨漏りの原因とは
屋根の棟瓦の雨漏りについて、原因を解説しています。棟瓦の劣化や漆喰のひび割れ、棟のずれ・歪みなどが原因となることが多く、築10~20年ごとにメンテナンスの実施を推奨します。各トラブルの費用も紹介しているため併せてご参考ください。

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建物の中でも非常に重要な役割を持つ棟ですがその認知度は低く、気付いた時には取り返しのつかない事態になった家を瓦屋として多く見てきました。

また認知度の低さを悪用した悪徳業者も増えており、その被害は年々増加しています。

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