屋根に天窓を取り付けるメリット・デメリットとメンテナンスについて

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天窓はトップライトとも呼ばれ、屋根に設置することのできる窓です。

天窓は新築時に設置することはもちろん、あとから追加設置(新設)することもできます。

今回は、天窓を設置することによるメリットとデメリット、天窓の修理や新設について解説します。

天窓の特徴

天窓のメリット

採光を行える

天窓を設置することで、太陽光を室内に取り入れることができます。

近隣の建物に遮られることも少ないため、窓からの採光に比べてより効率的です。

電気代の節約になる

天窓から太陽光を取り入れることで、室内で電気や暖房をつけている時間を縮めて電気代の節約となります。

特に在宅時間の長い家庭では、天窓からの採光が電気代の節約に繋がりやすいです。

換気を行える

天窓には、開閉できるタイプとできないタイプがあります。

開閉できるタイプの天窓を設置すると、開けて換気を行えます。

天窓の位置特性上、天井に登った暖かい空気を逃しやすいため効率が良いです。

部屋に解放感を与える

天窓が大きければ大きいほど、部屋に解放感が生まれます。

部屋に光が多く入ることや外の景色が見えることが、解放感に繋がるためです。

天窓のデメリット

メンテナンスを要する

天窓に限らず、家に設備を追加するとメンテナンスの手間が発生します。

天窓を含めすべての設備は基本的に経年劣化するものだからです。

10年に1回程度は点検を行い、天窓に寿命がきたら交換を行う必要があります。

尚、天窓の寿命は20~25年程度です。

雨漏りのリスクが発生する

天窓は屋根の一部に穴を開けて設置するため、天窓のパッキン等に劣化が発生していたり施工に不備があると雨漏りのリスクが生まれます。

雨漏りは家にとって大きなトラブルです。

防ぐためにはやはりメンテナンスを行うことと、信頼のおける専門業者に依頼することが大切です。

夏は室内温度が上がる

天窓から太陽光を取り入れることができる点は天窓のメリットです。

しかしこのメリットは、夏はデメリットにもなり得ます。

太陽光を多く取り入れることで、夏は室内温度が上昇します。

断熱材・遮熱材を併用することで改善が期待できるでしょう。

 

天窓のメンテナンス

10年に1回は点検を!

メンテナンスとして、天窓は10年に1回は点検を行うことを推奨します。

天窓の寿命は20~25年程度ですが、寿命が来る前になんらかのトラブルが起こる可能性が高いです。

また天窓のメーカー保証期間も10年であることが多いです。

そのため10年に1回程度が、点検の最適な頻度と言えるでしょう。

10年経過した頃に留め具を締め直す

点検の際に、よく確認してほしい部分があります。

それは天窓を固定している、ネジなどの留め具です。

留め具は経年劣化によって徐々に緩んでくることがあります。

そのため10年に1回程度は留め具の締め直しを行った方が安心です。

窓やブラインドはこまめに掃除する

天窓の窓や内側のブラインドは、ご自身で綺麗にできる範囲かと思います。

ブラインドは内側から掃除機などで埃を取り除いてください。

窓は、内側から手を伸ばして軽く拭きとれば十分です。

柔らかい布やスポンジで水拭きをするだけでも、ある程度の汚れは落とすことができます。

頑固な汚れには、ネットやホームセンターで購入できる液体クリーナーを使用すると綺麗に落とせるはずです。

ただしガラスにつき、研磨剤やスクラブが入ったクリーナーは避けてください。

 

まとめ

天窓は、設置することで家の中が明るくなるため長らく人気の高い設備のひとつです。

家の中を明るくするだけでなく、換気の効率化も図れます。

ただし設置した場合は定期的なメンテナンスが欠かせません。

10年に1回は点検を行うことをおすすめします。

正しくメンテナンスを行って、天窓の寿命を最大限伸ばしてください。


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