スレート屋根の寿命がきたらリフォームが必要!葺き替えとカバー工法の違いとは?

ブログ

ひとつ前の記事で、スレート屋根のメンテナンスおよび頻度についてとり上げました。

今回は、スレート屋根の経年劣化が進み大幅なリフォームが必要となったケースについて解説します。

スレート屋根のメンテナンスってなにをしたらいいの?頻度とともに解説!
本記事では、近年人気の高まっているスレート屋根のメンテナンスについてご紹介します。スレートとは、セメントや繊維質の材料を織り交ぜて作る板状の屋根材です。スレート屋根に限らず、屋根はメンテナンスが非常に大切です。メンテナンスの内容や頻度について解説していきます。

リフォームが必要なケースとは

スレート屋根

定期的なメンテナンスを実施して適切な補修を行うことで、屋根の寿命は伸びます。

しかしスレート屋根に限ったことではないですが、メンテナンスを定期的を行っていても屋根材自体の寿命がきてリフォームが必要となるときがいずれ来ます。

本記事では、スレート屋根のリフォームについて解説していきます。

スレート屋根のリフォーム方法は2パターン

屋根全体を取り換える「葺き替え」

屋根全体を取り換える方法です。

既存の屋根材を撤去して、下地を補強し新たな屋根を葺き直します。

下地の補強により屋根の寿命は大幅に伸びる代わりに、非常に大がかりな工事となります。

上から屋根を重ねる「カバー工法」

石川商店 カバー工法

既存の屋根の上に新しい屋根を重ねる方法です。

既存屋根の棟や雪止めなどの突起物を撤去して、上から防水シートを貼り新たなや屋根材を施工します。

屋根の下地はそのまま利用するため、葺き替え工事に比べて簡易的な工事となります。

下地の経年劣化具合によってはカバー工法を行っても、結局すぐにまた修繕が必要となる可能性もあるため屋根の状態をよく確認して判断する必要があります。

また、既存の屋根の上に重ねるため屋根の重さは増します。

耐震性に不安のある家では行わない方がいいでしょう。

既存の屋根材を撤去する作業が発生しないため、葺き替えに比べると工事費用は抑えられます。

スレート屋根のリフォーム費用

費用

葺き替えもカバー工法も共通して、工事費用は家の大きさや形状によっても大きく変動します。

こちらはあくまで目安とお考えください。

葺き替えの場合は100~200万円程度、カバー工法の場合は90~130万円程度が目安です。

近年人気が高まっているカバー工法

カバー工法はスレート屋根の補強にもなる

スレート

葺き替えよりも安価に済むカバー工法を選ぶ方は近年増えています。

しかし理由は費用だけでなく、スレート屋根の強度補強にもなるという点もあるでしょう。

アスベストが使用されていないスレート屋根においては特に人気です。

カバー工法による施工事例も、さまざまな屋根屋さんが公開しているため参考にしてみてください。

いらかの屋根工事【藤沢市】LIXIL Tルーフクラシック 屋根カバー工法|平塚・株式会社いらか・iraka|施工実績
スレート屋根の経年劣化で屋根リフォームすると同時に、 古くなった天窓の雨漏りを解消するため天窓撤去も行いました。 雨漏りによる建物の影響、屋根材の耐久性などを慎重に考慮して LIXIL Tルーフクラシックで仕上げました。 【施工前】 【施工
【東京都大田区】アスベスト未使用スレート屋根の「 ガルテクト 」でのカバー工法の事例 | 石川商店
屋根で損する人をゼロにしたい、みんなの屋根の相談所、石川弘樹です。今回は、東京都大田区で、アスベスト未使用スレート屋根の「 グリシェイド 」をガルバリウム鋼板の「 スーパーガルテクト 」で、カバー工法をした事例を紹介します。

【要注意】カバー工法が向かない家もある

天窓

天窓のある家は、カバー工法には向きません。

天窓の寿命は30年前後と言われており、天窓交換の際は周辺の屋根材を一部外す必要があります。

しかしカバー工法を行った屋根の天窓においては、天窓交換の際に二重で屋根材を外す必要が発生し手間も費用もかさむ可能性が高いです。

天窓を交換してからカバー工法を行えばいいのでは?と思うかもしれませんが、そこまで行うのであれば天窓交換と屋根の葺き替えを同時に行う方が費用対効果が高いかもしれません。

天窓交換を単体で行うより、葺き替えとセットで行う方が安く済むうえ葺き替えの方が屋根寿命は伸びるためです。

 

まとめ

スレート屋根のリフォームの際は、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

お問い合わせ

棟の修理・点検の事なら、屋根の専門家にお気軽にご相談を

どんな些細なご不安でもまずはご相談ください。

お問い合わせエリアに応じて、創業80年以上の実績と経験のある我々が対応させていただきます。

お問い合わせフォームまたは下記電話よりご連絡ください。

東京エリア:株式会社石川商店(03-3785-1616

神奈川エリア:株式会社いらか(0463-34-3501

山梨エリア:有限会社一ノ瀬瓦工業(0120-492-901

(上記エリア以外でも、対応可能な場合もあります)

対応が難しいエリアの場合は信頼できる全国の屋根屋さんを紹介させていただきます。

屋根のてっぺんリフォームとは

東京・神奈川・山梨の創業80年を超える老舗瓦屋3社による、屋根のてっぺんにある棟(むね)についての情報発信サイトです。

建物の中でも非常に重要な役割を持つ棟ですがその認知度は低く、気付いた時には取り返しのつかない事態になった家を瓦屋として多く見てきました。

また認知度の低さを悪用した悪徳業者も増えており、その被害は年々増加しています。

被害を未然に防ぐことが、老舗瓦屋としての使命と思い同じ志を持った3社共同で運営しております。