谷板金は特に雨漏り対策が大切!雨漏りに注意が理由とメンテナンスについて

雨漏りなどトラブルに注意 谷板金について ブログ

板金と呼ばれる金属板は、屋根の様々な部分に使用されています。

板金屋根はその名の通り板金でできていますが、そのほかにもスレート屋根や瓦屋根にも使用されており、代表例が棟板金や谷板金などです。

今回の記事では、特に谷板金について雨漏りなどのトラブルに関する注意事項を解説します。

屋根における板金

様々な屋根に使用される金属製の板

板金とは薄く平たい金属製の板のことで、板金屋根と言うと主にガルバリウム鋼板屋根やトタン屋根を指します。

ただし板金は板金屋根のみに使用されているわけではなく、スレート屋根や瓦屋根にも一部使用されています。

屋根材の種類や屋根の形状によって、使用する箇所は異なります。

板金が使用されている部分

棟板金

板金屋根以の屋根において板金が使用されている部分は、具体的には棟部分や屋根材同士の接合部分、谷部分などです。

本記事では、谷に使用される板金について特に詳しく紹介します。

ちなみに棟とは屋根のてっぺんで屋根面同士が合わさる部分のことです。

棟は屋根材を問わず多くの屋根に存在します。(稀に棟のない屋根もあります)

そして屋根の中でも特に板金屋根やスレート屋根において、棟を覆うように施工されている板金を棟板金と呼びます。

上記の写真がスレート屋根の棟、棟板金です。

棟については、詳しい位置や役割などについて以下の記事で解説しています。

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棟板金は屋根の中でも特にトラブルが発生しやすい部分につき、日頃のメンテナンスが大切です。

棟板金の雨漏り対策については、以下の記事で紹介しています。

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また、棟の数および構造は屋根形状を大きく左右します。

棟の構造と屋根形状の関係性については、以下の記事で紹介しています。

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谷板金とは

屋根材問わず存在する谷板金

谷

板金の使用される箇所として既述した、谷板金についてここからは掘り下げていきます。

谷板金とはその名の通り屋根の「谷」に施工する板金で、谷とは屋根の面と面が合わさって谷折りになっている部分です。

写真は瓦屋根の谷板金ですが、谷板金は瓦屋根以外にも存在します。

谷は屋根面同士が合わさる部分につき、屋根材を問わず複雑な形状の屋根ほど谷が多くなります。

谷板金はその谷部分に板金を施工することで、合わさる屋根の2面に降った雨水を谷に集約し排水するという、雨樋のような役割を果たします。

そのため谷板金は「谷樋」と呼ばれることもあります。

谷板金の特徴およびリスク

雨漏り

谷板金は、瓦屋根の中でも特に雨漏りの発生リスクの高い部位です。

そもそも屋根の構造が複雑であるほど(屋根面同士の接合部分が多いほど)雨漏りをはじめとしたトラブルリスクは高まるうえ、雨水を集約する谷板金は錆びや腐食などの劣化が進みやすいためです。

劣化した谷板金から雨漏りが発生してしまうケースは多々あります。

谷板金から発生する雨漏りの事例

谷板金に水溜まりができる

谷板金は経年劣化により、歪みなどの変形が発生することがあります。

谷板金は雨樋同様に雨水の排水路であるため、変形してしまうと一部に雨水が溜まってしまいます。

勾配の緩やかな屋根では、特に水溜まりを発生させるリスクが高いです。

勾配とは屋根の傾斜のことで、勾配の緩やかな屋根とは瓦棒葺き屋根が代表例として挙げられます。

トタンを採用した瓦棒葺き屋根は特に錆びやすいため、谷板金の劣化は顕著です。

できてしまった水溜まりの放置は、谷板金の錆びや錆びからくる穴あきなどを招く恐れがあります。

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オーバーフローが発生する

オーバーフローとは、雨水が溢れ出してしまうことです。

経年劣化した谷板金は変形などにより機能が低下し、排水がスムーズに行われずオーバーフローを起こしてしまうことがあります。

オーバーフローが発生すると何が問題かというと、溢れた雨水が屋根内部に侵入してしまうリスクがあることです。

豪雨や豪雪のタイミングで特に発生リスクが高まります。

また谷板金を通った雨水は最終的に雨樋へ流れていくため、雨樋の集水器にゴミが溜まっており排水の妨げになっている場合は特に二次被害が発生しやすいです。

誤った修繕による谷板金の不備

谷板金に経年劣化が発生した際、ご自身で簡単な補修を行う方もいます。

具体的には、谷板金が変形しできてしまった隙間をコーキングで塞ぐ、などです。

あまり詳しくない方がご自身で補修を行うことは非常にハイリスクで、誤った対応によりさらなるトラブルを招いてしまうことがあります。

上記の例で言えば、隙間をコーキングで塞いだ場合万が一コーキングに穴が開いたとき大量の雨水が開いた穴へ流れ込むため、流れ込んだ雨水がそのまま抜けていくことなく溜まり雨漏りに至ってしまうリスクもあります。

気になる点があれば専門業者へ依頼し、適切な補修を行ってもらうことをおすすめします。

谷板金のメンテナンス

メンテナンス

谷板金からの雨漏りは、他の部位からの雨漏りに比べて格段にリスクが高いです。

そのため谷板金の雨漏り対策を行うことは、快適な生活を送るうえで非常に重要となります。

まとめ

谷板金のみをメンテナンスするというよりは、屋根のメンテナンスを行う中で谷板金も見てもらう、と思っていただければ良いでしょう。

屋根のメンテナンスを検討されている方は、ぜひ屋根のてっぺんリフォームにご連絡ください。

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